声の記憶

つい先日、飼っていたセキセイインコが天国にいきました。
どうしても飼いたい!と我が家の子どもたちが希望し、
・責任をもって自分たちでお世話をする
・家族が増える、命を預かる覚悟を持ってほしい
そんな話をし、約束して飼い始めました。

名前はマメちゃん。

飼い始めて4年が過ぎ、すっかり家族の一員となっていたマメですが、1週間ほど前からでしょうか…
いつもと様子が違い元気がなかったので、動物病院で診てもらい、薬を飲ませながら家族みんなで心配して過ごしていました。

そんなある日、一番お世話をしていた長女が帰宅して間もなく、マメは、永遠の眠りにつきました。
子どもたちは、私の期待以上に毎日お世話をし、最後のさいごまで、責任をもって、マメの命に寄り添いました。
家族みんなで、声を出して泣きました。大きな声で泣きました。

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毎朝、家から家族が仕事や学校へ向かった後の、私が最後に出発するまでのひと時、マメと二人で家の中で過ごしています。それは、別々の部屋にいても、マメの声が聞こえてくる環境が当たり前の時間でした。

洗い物をしているとき、掃除をしているとき、パソコンに向かっているとき、いつも家の2階から
「ぴぴぴぴ~!」「ピヨピヨピヨ♬」と可愛い声が聞こえてくるのです。

マメがいなくなり、ふと一人で作業しているときに、静かな環境に気づいて涙が出ます。

声ってものすごい存在感があるんだな。と改めて音声のパワーを感じています。

私は、ラジオパーソナリティ、司会、インタビュアー、講師・・・声を出すことを仕事にしています。

未来に残していく言葉を大切にしていこう。

いつか私が、マメのように星になったときに、未来の子どもたちに届けるメッセージを声で残していおきたい。「記憶に残る」話ができる自分でありたいな。と思います。

鳥の画像のようです